2016年09月12日

蹴られ強い

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おはようございます。

ポートランド研修ではさまざまな学びがありました。
書物などで聞いていた市民参加の意識や、住みやすいまちづくりは予想をはるかに超えるものでありました。
ポートランド州立大学(PSU)のスタッフの皆さんによる懇切丁寧なガイドもあり、
市内探索や住民へのインタビューも行うことができました。
また現在進行中の再開発の現場や、ホームレス問題など行政課題も詳細に知る事ができました。

広域軌道マックスにて沿線開発の視察の解説をいただいた建築家 柳澤氏によると、
ポートランド人は「蹴られ強い」という表現で気質を言い表していました。
失敗しても進んでしまえという精神があり、
コミュニティの中でも責任や役割を与え、お客さんから組織を動かす主体にまわらせる風土が根付いていると言っていました。

こうした気質ができたのは、西海岸で最後にできた州(地理的背景)ということもあり、自由や多様性に比較的寛容であった素地や40年前に車社会からの転換を目指し住民自治による公共交通や環境に配慮したまちづくりを進めるための社会運動の高まりと言った歴史的、社会的背景がバックにあり、
そこに教育が加わり、市民参加の意識の高い個人を形成したということでありました。

現在、ポートランドではこうした住民自治への意識の高いひとが移住してきており、
さらにまた住民参加のまちになっているということでした。

米国でもポートランドは特別、別格といわれるほど、個人主義の強いお国柄の中で公共への意識の高い地域としてその地位を確立しています。

獲得した権利という意識の合衆国と、与えられた権利という意識の強い中央集権国家では、
同じようには行きませんが、ポートランドからは多いに学ぶべき点がありました。

PSUのスタッフの皆さんに感謝申し上げるとともに、岡山や日本でも
持続可能や社会を創るために、得られた知見を生かしていきたいと思います。

蹴られても強く前に進む精神で。



posted by koko at 06:00| 日記