2016年09月25日

ポートランド市開発局 山崎氏が来岡

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おはようございます。

先日、ポートランド市開発局(PDC)の山崎満広氏が岡山に来られ、
講演をお聞きする機会がありました。

3週間前にポートランドでお会いして以来の再会で岡山の良さについても意見交換をしました。

ポートランドは人口約62万人で、ナイキをはじめとするスポーツ産業のほか、半導体メーカーのインテルの拠点などもありハイテク産業が盛んな地域ですが、1960年代、鉄鋼・造船業で栄えた市中心部では公害が深刻化し、行き交う自動車で大気が汚染されていました。
街はさびれ、住民は郊外に移っていきました。

70年代に転機が訪れ、オレゴン州が郊外の緑や農地を守るために、無秩序な開発を制限しました。
これをきっかけにポートランドは徒歩20分圏内の街づくりを進めました。
再開発資金を集中的に投入して公共交通機関を充実させ、自動車の使用を大幅に減らしました。
働く場所の近くに住宅を整備し、その周辺に教育機関や医療機関を配置して「職住近接」のコンパクトシティーを実現しました。
住環境の改善に伴い、人口が増加しはじめ、近郊の農地でとれる作物を使った地産地消の取組が根付き、地元産を優先する消費志向や環境に配慮した持続可能な生活スタイルを貫く風土が多くの移住希望者を引き付けています。

山崎氏からお聞きしたのは、「これだけICTが発達するとどこでも仕事はできる。人の住みやすい所に仕事が集まるのが21世紀であり、生活しやすい場所を作ればそこに自ずと人が集まり、仕事が集まってくる。そのためには街づくりで何を重視するかが重要である」ということでした。

ポートランドの開発は、市から独立したポートランド市開発局(PDC)が住民の意見を取り入れながら都市をデザインしてきました。
また、広域行政組織メトロは、路面電車や広域軌道電車を延伸させながらPDCや開発業者と連携しながら沿線開発を行ってきました。
ポートランドでは土地利用と交通計画を密接に結びつけて街づくりを進めたことで、暮らしやすいまちを実現させています。

今回の議会での一般質問では、このPDCを訪問してお聞きしたことを含め、県南広域都市計画のマスタープランの改定作業について知事の質問をしました。

そこに住む人たちがどのような街を望んでいるのか、どういう街になれば住み続けたいと思うのか、
日本でも和歌山県有田川町などですでにポートランドの街づくりノウハウを生かした取り組みが進んでいます。

その地域とってあうものを取り入れ、岡山に住み続けたいと思える街をみなさんと考えていきたいと思います。
posted by koko at 06:00| 日記